雨ニモマケズ 朗読大会出場
塩尻では2回目となる、「雨ニモマケズ」朗読大会が、
11月24日の土曜日に、えんパークで開催された。
手話でどう?と主催者からのオファーもあり、
日ごろから、この詩に親しんでいることもあり、
出場することに。
手話の表現者としての部分は私が、
声の表現者としての部分を、
朗読士の 池内のりえさんにお願いした。
今回は二人のコラボレーション。
池内さんに練習用のCDを作ってもらって、
車の運転をしながら練習。
ろう者の森下さんにも表現のアドバイスいただいた。
池内さんとは、二人で事前にえんパークでも練習し、
彼女の宮沢賢治の世界についての考えをお聞きし、
本当に賢治が亡くなる前に、
自分の状況を受け入れて、静かな気持ちで
語る賢治を声で表現していくということで、
最初の私は、雨にも負けない、風にも負けない、の部分、
力んでいる表現の手話だったのだけれど、
その意見を聞いて手話表現も
雨でも、風でも 受け入れていく心情の表現に
変わっていった。
二人でそんな賢治についての話をしたり、
南無妙法連華経・・・の意味、解釈について
考えたりの、ただ、手話にするだけでない、
奥の深いところでの表現を考えるきっかけを
池内さんにアドバイスいただき、本番を迎えた。
ぎりぎりまでドキドキの私だったが、
どんと構えた池内さんに助けられ、
本番が、一番いい出来になったのではと思った。
会場全体が本当に息をのむように、舞台に
集中してくれて、表現者としては最高の環境で
表現できた。
もちろん、池内さんの落ち着いた低めの声に
会場は聞き入ってくれた。
私の手話も、会場の隅々まで届いた瞬間だった。
表現者としての出番の後は、手話通訳者として
司会脇に立ちお仕事をさせていただいた。
最後に表彰式で、まさかの賞をいただくことができた。
ご当地の「花巻文化村賞」!!!!
しゃれた商品で、バラの切り花130本好きなときに
送ってくださるとのこと!!!
本当にいい記念となったし、思い出深い1日となった。
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